QAソフトウェアプラットフォーム
独立性を維持しながら多岐にわたるQA業務を統合管理今日の放射線治療部門におけるQA業務は、毎日の装置出力チェックから定期的な校正、個々の治療計画に対する検証、新たな治療技術を導入する際のコミッショニングなど多岐にわたります。こうした膨大なQA業務に対し個別の専用ツールを導入すると、ソフトのインターフェース、データの保管場所、ファイルの互換性に一貫性がないために効率性を上げることが困難です。またQAにおいてはセルフチェック機能にとどまらない、独立した検証手段を確保することが重要です。
東洋メディックがご提案するQAソフトウェアプラットフォームは、QAの独立性を担保しながらも装置メーカーが複数にわたるようなマルチベンダー環境にもシームレスに対応します。各QA業務の機能モジュールはプラットフォーム上に統合され、結果をデータベースで一括管理します。
オートメーションによる効率性、データへのアクセス性や保全性、データ間の互換性、操作の一貫性、モジュール単位での機能の拡張性、ソフトウェア保守の一括化など様々なメリットをご提案いたします。
放射線治療用QA統合プラットフォーム SunCHECK Platform
SunCHECK Platformは放射線治療における患者プランQAと装置QAを1つのソフトウェアインターフェースとデータベースに統合したQAプラットフォームです。
RISやR&Vシステムが患者情報や治療計画・照射情報を統合管理するのと同様に、SunCHECKは放射線治療におけるQA業務の情報の一元管理を可能にします。
装置ベンダー提供のツールと異なりQAの独立性が担保されており、なおかつマルチベンダー環境にも対応します。
Ver.3.1では装置QAのプロトコルに数式エディタを採用し、入力値から所定の演算を行ったQA結果の記録に対応します。またこのように施設独自に作成されたプロトコルのインポート、エクスポートにも対応するため、装置間や施設間の業務標準化にも有効です。またVer.3.2から電子線QA機能が強化され、DICOMファイルまたは手入力条件からのMU計算に対応します。
SunCHECK Platformはお客様からのフィードバックをもとに、さらに機能改善や強化を続けて参ります。
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Q&A
- SunCHECK PlatformではSunCHECK PatientやSunCHECK Machineとは別にPlatformのライセンスを購入する必要がありますか?
- いいえ。SunCHECKの機能モジュール(SunCHECK PatientやSunCHECK Machine)をご購入いただくと、それらのプラットフォームとしてSunCHECK Platformをお使いいただくことができます。
- SunCHECKサーバのデータベースから、研究発表のためにデータを取り出して利用することはできますか?
- はい。SunCHECK Ver.3.2ではSunCHECK PatientにAPI(Application Programming Interface)機能が追加されました。Read Onlyになりますが、ユーザ様側でSunCHECKデータベースからデータを取り出して利用いただくことが可能です。