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線量校正サービス

JCSS/MRAの認定を受けた電位計校正サービスを展開
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東洋メディックでは放射線治療分野や画像診断分野、環境測定で用いられる各種線量計、 サーベイメータを安心・安全にお使いいただくため、関口テストラボにて線量校正サービスをご提供しております。

平成30年5月31日には「放射線治療用線量計に用いられる電位計のガイドライン(日本医学物理学会)」に 沿った放射線治療用線量計の電荷校正についてJCSS /国際MRAを認定されました。(登録番号:JCSS 0333)

放射線治療における自社リファレンスクラス線量計 RAMTEC Duoをお使いの際には、是非弊社校正サービス のご利用もご検討ください。

分離校正についてのQ&A

Q分離校正とは?対応している電位計とチェンバの種類を教えて下さい。
A

分離校正とは、電位計と電離箱それぞれを基準器と比較することで校正定数を与える校正です。 従来の一体校正は電位計と電離箱を1つのシステムととらえ、校正定数を与えるものでした。

図1:分離校正の概略図

分離校正には測定レンジや電離箱との組み合わせが柔軟に対応できるなどのメリットがあります。

分離校正には、弊社取り扱いの電位計“RAMTECシリーズ”のうち、RAMTEC Duo/SoloとRAMTEC SMARTが対応しております(表1参照)。
また分離校正に対応する電離箱について、代表的な電離箱の対応状況を表にご用意いたしました(表2参照)。一般的には、電離箱の容積が小さくなるほど校正が困難となります。

表1:分離校正に対応した電位計
※RAMTEC Smartは別途ファームウェアのアップデートが必要です(無償) ※製品画像をクリックいただくと製品紹介ページが開きます。
表2:分離校正に対応した電離箱
※1 過去に校正依頼数が多かった組み合わせについて掲載しています。 ※2 表に記載のない電離箱も校正可能な場合がございます。詳しくは弊社技術部までお問合せ下さい。 ※3 円筒形電離箱の数種類は産総研でも校正可能です。詳しくは弊社技術部までお問合せ下さい。
Q分離校正は、どの位の頻度で行えば良いのでしょうか?
A

日本物理学会発行「放射線治療用線量計に用いられる電位計のガイドライン」では、下記の通り勧告されております。

  • 電位計校正は3年に1回以上、点検は年1回以上、定期的に受けること
  • 電離箱校正は年1回以上、定期的に受けること

同ガイドラインを基に分離校正の運用例をご用意いたしましたので、ご参照ください(表3参照)。

表3:分離校正 実施運用例
Q一体校正から分離校正への移行状況を教えて下さい。
A

2021年8月現在、約7割のお客様が分離校正に移行されております(図2参照)。

図2:分離校正への移行状況
Q分離校正への移行に伴う校正定数の変化はどれくらいですか?
A

一体校正から分離校正に移行されたお客様の校正定数の変化は下記の通りです。平均で約0.056%と、有意な差は見られません(図3参照)。

図3:一体校正から分離校正に移行した際の校正定数の変化
※電離箱の個体差、経時変化、校正の不確かさを含む。 ※2017年11月(医用原子力財団が標準器の入替)以降のデータです。
Q電位計の点検は毎年必要なのですか?東洋メディックで代行してもらえますか?
A

日本医学物理学会発行「放射線治療用線量計に用いられる電位計のガイドライン」において、本ガイドラインに基づいた点検を年に1回以上実施するよう勧告がございます。(参照元:同ガイドライン 第8章ユーザーへの勧告 8.1要求事項の3~5)
弊社では、この電位計ガイドラインに準拠した点検項目(同ガイドライン 6.2. 製造販売事業者による電位計の点検)を用意しております。
校正に取り掛かる前に当点検を実施しておりますので、分離校正のご運用を確実かつ安全に行って頂くことができます。 なお表下のサムネイルをクリックいただくと、点検報告書サンプルのPDFファイルが開きます。

表4:電位計ガイドラインに基づく点検項目・判断基準
※電離箱の個体差、経時変化、校正の不確かさを含む。 ※2017年11月(医用原子力財団が標準器の入替)以降のデータです。
点検報告書サンプル
Q電位計校正証明書のサンプルを見せてください。
A

東洋メディックで実施可能な電位計校正の校正証明書(サンプル)をご用意いたしました。下のサムネイルをクリックいただくと、校正証明書サンプルのPDFファイルが開きます。

校正証明書サンプル